IP水性マルチコート
種類:水系1液自己架橋型アクリルエマルション
社名:インターナショナルペイント株式会社
商品名 | 容量 | 色 | 数量 | 単位 | 価格 | ||||
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※価格は税込価格になります。
※その他の色は別途お問い合わせ下さい。
※中彩、濃彩も可能ですので別途お見積りさせて頂きます。
【石油缶低温対策】
運送会社ターミナルなどで氷点下に晒されると凍結の恐れがございます。
凍結被害を防ぐため、ご検討をお願いいたします。
特にご指定のない場合は梱包はされません。
※小缶につきましては、段ボールケースに入れて発送致します。
商品名 | 数量 | 単位 | 価格 | ||
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※価格は税込価格になります。
仕様
商品名 | 容量 | kg/m² | 塗装面積 | 乾燥時間(hr) (23℃) |
|
上塗材 | IP水性マルチコート | 3.5kg | 0.11~0.12 |
2回塗りで60~65m²/15㎏ | 上塗り 2時間以上 |
15kg |
常備色
画面に表示される色は実際の色とは多少異なりますので、 ご注意ください。
艶調色(3分艶、5分艶)、調色可能ですので、別途お問い合わせください。
原色
ホワイト | ブラック | アカサビ | レッド | エロー |
オーカー | ブルー | シルバー |
提案色
FN-75 | FN-85 | F07-80H | F09-80D | F12-80H |
F19-60F | F19-80L | F22-85H | F22-90C | F25-90B |
F25-90D | F32-80H | F72-70D | F85-70H |
特徴
幅広い基材に対してプライマー処理の必要がなく、直接塗装可能な水系1液型多用途塗料
IP水性マルチコートは、幅広い種類の基材が混在している一般内外装現場において、異なった基材に対してそれぞれのプライマー処理の必要がなく、一品種の塗料で塗装可能な高い密着力を有する水系1液型多用途塗料です。
また、環境面においてはF☆☆☆☆対応はもちろんのこと、トルエン・キシレンなどの有害物質をまったく含みませんので、新設はもとより塗り替え現場において安心してご使用いただけます。
更に、疎水性塗膜と防カビ剤との高い次元での相乗効果により、長期にわたり防カビ性を保持します。
IP水性マルチコート 5つの特長
幅広い基材に対応
耐火石膏ボード・モルタル面はもとより、鉄部面・電気亜鉛メッキ鋼板・ボンデ鋼板・アルミなど幅広い基材に対して、基材それぞれに合ったシーラー・プライマー処理の必要がなく、一品種の塗料で直接塗装可能な水系1液型多用途塗料です。
特に一般内外装壁面などにおいて、同一色で塗装される場合は、養生作業時間・養生資材(マスカーなど)の使用量を最低限に抑えることができますので、時間短縮が計れ、経済的です。
また、環境対応タイプの水系塗料ですので、F☆☆☆☆対応はもちろんのこと低VOC設計で、しかもトルエン・キシレンなどの有害物質をまったく含みませんので、安心してご使用いただけます。
驚異の密着性
水系塗料では難しいとされる鉄部面はもとより、電気亜鉛メッキ鋼板などにおいてもさび止め塗料・プライマーなどの必要性がなく、直接塗装可能な優れた付着力を兼ね備えています IPマルチコートは、市販の水系塗料はもとより、鉄部面においても油性ペイント(SOP、FE)をはるかに凌ぐ驚異の密着性と柔軟な塗膜を形成します。
防カビ・防藻性・防錆性
疎水性塗膜を形成することにより、カビ・藻・サビの発生の要因とされる水分を遮断します。
また、優れた防カビ剤・防錆剤との相乗効果により、高い防カビ・防藻力・防錆力を発揮し、長期にわたりその効果を持続します。
高耐候性・耐久性
耐候性に優れた自己架橋型特殊アクリル樹脂と、高耐候性顔料の構成により、促進耐候性試験スーパーキセノン2000時間(自然暴露約7~8年)において光沢保持率60%以上という、油性ペイント(SOP、FEなど)をはるかに凌ぐ抜群の性能を具備しています。
仕上がり豊富
IP水性マルチコートは艶有り・艶消し(3分艶)の2種類を用意そています。そして、それぞれ淡彩色はもとより、濃彩色の調色が可能です。また、5分艶へ艶調整も可能ですので、幅広い用途に対応できます。
用途
一般内外部の壁面、および天井面。
- 耐火石膏ボード
- モルタル面
- コンクリート面
- スレート
- 鉄部面
- 電気亜鉛メッキ鋼板
- ボンデ鋼板
- ガルバリウム鋼板
- カラートタン
- アルミ
- 硬質塩ビパイプ
- 木部面
- その他
標準工法
工程 | 材料 | 希釈 (%) |
所要量 (kg/m²) |
間隔時間(hr) (20℃、65%RH) |
備考 |
素地調整 |
・ゴミ、ホコリ、付着物、油脂類などの汚れ、および劣化した旧塗膜は十分に除去し、よく乾燥を確認 ・活膜についてはサンドペーパーにて目荒し(その他、塗装基材により仕様が異なるため下記参照) |
||||
下塗り | IP水性マルチコート | 3~5 |
0.12~0.13 | 2時間以上 | ハケ・ローラー・スプレー |
上塗り | IP水性マルチコート | 3~5 (清水) |
0.11~0.12 | - | ハケ・ローラー・スプレー |
【各基材による素地調整】
■耐火石膏ボード・モルタル面・コンクリート面・スレートなど
- 新設のモルタル・コンクリート面の場合は、pH10以下、含水率が8%以下になるまで養生放置(約3週間以上)
- モルタル・コンクリート面などアルカリの影響をうけるおそれがある場合、また吸い込みムのおそれがある場合は、IP含浸シーラーにて前処理
■鉄部面・電気亜鉛メッキ鋼板・ボンデ鋼板・ガルバリウム鋼板・カラートタン・アルミ・硬質塩ビパイプなど
- 新設の場合は、油脂が付着している場合がありますので、必ず脱脂にて前処理
- サビの発生がある場合は、3種ケレン(※1)を行い、IP水性メタルコートサビ止め(※2)にて前処理
- 内部鉄部面の不陸調整については、IP水性メタルパテ内部用にて前処理
(※1)活膜を残し、老下部を除去する方法(工法は手工具を主用してワイヤーブラシを併用する作業)
(※2)清水にて0~5%希釈を行い、塗布量0.15~0.18kg/㎡(1回塗り)にてタッチアップ塗装
注意 シルバー色は塗装される場合は、下塗りIP水性メタルコートサビ止めグレーをご使用ください。
■木部面など
- 劣化層は十分に除去し、よく乾燥を確認(含水率15%以下)
- シミ・ヤニの影響を受けるおそれがある場合はIPバリアコートにて前処理
- 素地の劣化が激しい場合は、IP木部フィラー(※3)にて凹凸・吸い込みを調整
- クギ頭などのサビはサンドペーパーなどを用いて十分に除去し、IP水性メタルコートサビ止めにて前処理
(※3)清水にて3~5%希釈を行い、塗布量0.30~0.40kg/㎡(1回塗り)にて全面塗装
環境対策
■ホルムアルデヒド放散等級
・F☆☆☆☆認定(日本塗料工業会 登録番号:I01114)
■室内濃度測定対象化合物
・国土交通相 住宅局 測定対象化合物
トルエン・キシレン・スチレン・エチルベンゼン ゼロ配合
・文部科学省 シックスクール測定対象化合物
トルエン・キシレン・パラジクロロベンゼン・スチレン
・エチルベンゼン ゼロ配合
■鉛ガイドライン
・東京都「鉛ガイドライン」(含有量0.06%以下)
■低VOCタイプ
・VOCを標準とした室内塗料分類
W1(エマルジョン塗料VOC対策品)
性能
試験項目 |
試験結果 | 基準 | |||
艶有り | ◎艶消し | シルバー | |||
乾燥時間 | 合格 | 合格 | 合格 | 2時間以内(20℃ RH65%) | |
光沢度(%) | 80 | 9~12 | 70 | 60℃ 鏡面光沢度 | |
隠ぺい率(%) | 96.5 | 95.5 | 99.5 | 95以上 | |
付着性 | モルタル面 | ◎ | ◎ | ◎ | IP水性マルチコートを直接2回塗装したものを7日間乾燥後、クロスカット試験 (※)シルバーについては、各基材に対してそれぞれに合ったシーラー・プライマーを下塗り使用し、試験 |
フレキシブル板 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
鉄部面 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
電気亜鉛メッキ鋼板 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
ボンデ鋼板 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
ガルバリウム鋼板 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
カラートタン | ◎ | ◎ | ◎ | ||
アルミ板 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
硬質塩ビ板 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
木部面 | ◎ | ◎ | ◎ | ||
合成樹脂ペイント | ◎ | ◎ | ◎ | ||
耐水性 | 240時間浸漬 異常なし |
240時間浸漬 異常なし |
240時間浸漬 異常なし |
96時間浸したとき光沢保持率が80%以上で、塗面に異常がないものとする。 | |
耐アルカリ性 | 異常なし | 異常なし | 異常なし | 水酸化カルシウム飽和水溶液に7日間浸漬 | |
耐酸性 | 1% 塩酸 | 異常なし | 異常なし | - | 48時間溶液に接触 |
5% 塩酸 | 異常なし | 異常なし | - | ||
耐洗浄性 | 4000回 異常なし |
4000回 異常なし |
4000回 異常なし |
1000回洗浄に耐えれるものとする |
注意点
- 素地調整の工程は必ず行ってください。
- IP水性マルチコートは他の塗料とは絶對に混ぜないでください。
- 塗布量、および施工面積は表面状態や塗装条件により異なります。
- 塗装中、塗装後、および塗料の取り扱い作業時は、換気を十分に行ってください。
- 塗装方法により希釈率を調整してください。尚、希釈率が5%を超えますと、タレや色わかれの原因となりますので、ご注意ください。
- 上記用途以外、および特殊な素地への塗装につきましてはお問合せください。
- 可動部(シャッターなど)、および塗装面同士が接触する箇所への塗装はお避けください。
- 乾燥を十分確認の上、次の工程を行ってください。
- 降雨が予想される日、気温5℃以下、または素地の表面温度5℃以下、湿度85%以上の場合は塗装をお避けください。
- その他の仕様はエマルションペイントに準じます。
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備考