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アレスダイナミックフィラー
種類:全天候形 水性反応硬化形デュアルシステムフィラー
社名:関西ペイント株式会社
商品名 | 容量 | 数量 | 単位 | 価格 | |||
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※価格は税込価格になります。
仕様
商品名 | 容量 | kg/m² | 塗装面積 | 上塗可能時間(23℃) | |
下塗材 | アレスダイナミックフィラー 2液の場合 (ベース:強化剤=100:0.5) |
16kg | 0.3~1.2 | 1回塗りで13~53m² | 乾燥面:8時間以上7日以内 湿潤面:16時間以上7日以内 |
特徴
- 天候不良による工期のずれがなく、施主様へ引き渡すことができます。
- 乾燥面では主材のみ、湿潤面では主材+強化剤と、本来工事が中断する湿潤面環境でも施工が継続可能となり、工期の遅延、稼働日数の増加、人件費の無駄の減少が期待できます。
- 付着性の高い下塗材です。
- 作業性・乾燥性に優れます。
- 安心の水系仕様です。
- 吸い込みが少ないため、上塗の仕上りがより一層良くなります。
付着試験( JIS 基準値 0.7N/m㎡)現地試験
主材のみ
主材+強化剤
ダイナミックフィラーのメカニズム
乾燥面に塗装する場合
アレスダイナミックフィラー 主材のみ湿潤面・脆弱面に塗装する場合
アレスダイナミックフィラー デュアルシステム(主材+強化剤)なぜ湿潤面に塗装できるのか!
- 塗膜凝集力の向上で付着力を強化
強化剤が濡れた面でも主材と反応
- 更なる付着力の向上
強化剤と旧塗膜の水酸基との
反応による主材・旧塗膜の一体化 - 湿潤面(水面)への濡れ性を向上
強化剤の特殊水分散基により
水を伝って旧塗膜面へ広く拡散
用途
適用素材
コンクリート、モルタル、サイディングボード
こんな場面で使えます
主材のみ | 主材+強化剤 | |
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朝方まで降雨があり、始業時点で雨があがっている。 | × | ○ |
始業時点で夜露・朝露が壁面に付着している。 | × | ○ |
雨は降っているが、塗装面は濡れない。 | × | ○ |
高圧洗浄後、すぐにダイナミックフィラーを塗装する。 | × | ○ |
晴天で乾燥した状態。(通常環境下) | ○ | ○ |
各種一般外壁に用いる基材
基材 | ダイナミックフィラー |
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コンクリート・モルタル素地 | 要下塗 |
モルタルカキ落とし素地 | 要下塗 |
セメントスタッコ素地 | 要下塗 |
サイディングボード(無塗装材) | 要下塗 |
サイディングボード(塗装材) | ○ |
適否評価:○適性有、△水性エポレジン塗付により適性有
※コンクリート、モルタル、モルタルかき落とし、およびセメントスタッコは水性エポレジン等のシーラを塗装してください。
旧塗膜適性
素材・旧塗膜 | ダイナミックフィラー | |
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水系 | エマルジョン塗膜 | ○ |
アクリルリシン | ○ | |
アクリルスタッコ | ○ | |
単層弾性 | ○ | |
溶剤系 | アクリル系塗膜 | ○ |
吹付タイル~アクリル系塗膜 | ○ | |
吹付タイル~ウレタン系塗膜 | ○ |
標準工法
工程 | 塗料名・処置 | 塗装回数 | 塗装方法 | 標準所要量 (kg/m²/回) |
希釈率 (重量%) |
塗り重ね乾燥 時間(23℃) |
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素地調整 | 劣化した旧塗膜をディスクサンダー、スクレーパー、皮スキ、ワイヤーブラシを用いて除去する。 エフロ・レイタンス・ゴミ・汚れなどは、ワイヤーブラシ・サンドペーパー・ウエスを使用して除去する。 下地が脆弱の場合は「アレス水性エポレジン」又は「浸透形Mシーラー」を塗布ください。水滴は、ウエスや雑巾などで軽く拭くか、エアブローにて吹き飛ばしてから塗装ください。アレスダイナミックフィラー以外の塗装条件は、湿度85%以上、含水率8%以下となります。 | |||||||
下塗 | アレスダイナミックフィラー
2液の場合(ペース:強化剤=100:0.5) |
1~2回 | 中毛ローラー | 0.30~0.50 | 5~10 ※ | 乾燥面: 8時間以上7日以内 湿潤面: 16時間以上7日以内 |
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砂骨ローラー | 0.80~1.20 | 1~5 ※ | ||||||
水性 | ウ レ タ ン | アレスアクアレタン | 艶あり~3分艶 | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.13 | 5~10 | 2時間以上7日以内 |
エアレス | 0.16 | 5~10 | ||||||
シ リ コ ン | コスモシリコン | 艶あり~3分艶 | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.13 | 3~12 | 2時間以上7日以内 | |
エアレス | 0.16 | 3~12 | ||||||
アレスアクアシリコン ACII | 艶あり~3分艶 | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.12 | 3~10 | 2時間以上7日以内 | ||
エアレス | 0.14 | 3~10 | ||||||
アレスアクアセラシリコン | 艶あり~3分艶 | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.13 | 5~10 | 2時間以上7日以内 | ||
エアレス | 0.16 | 10~20 | ||||||
アレスシルクウォール | 艶消し | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.13 | 0~10 | 2時間以上7日以内 | ||
エアレス | 0.23 | 0~10 | ||||||
アレスダイナミックTOP | 艶あり | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.12~0.14 | 5~10 | 2時間以上7日以内 | ||
フ ッ ソ | アレスアクアフッソII | 艶あり | 中塗1回 上塗1回 |
刷毛・ローラー | 0.12 | 3~10 | 2時間以上7日以内 | |
エアレス | 0.14 | 3~10 | ||||||
アレスアクアセラフッソ | 艶あり | 中塗1回 上塗1回 |
刷毛・ローラー | 0.12 | 3~10 | 2時間以上7日以内 | ||
エアレス | 0.14 | 3~10 | ||||||
弱溶剤 | ウ レ タ ン | セラMレタン | 艶あり~3分艶 | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.13 | 5~10 | 4時間以上7日以内 |
エアレス | 0.16 | 5~10 | ||||||
シ リ コ ン | コスモマイルドシリコンII | 艶あり~3分艶 | 上塗2回 | 刷毛・ローラー | 0.13 | 3~12 | 4時間以上7日以内 | |
エアレス | 0.16 | 3~12 | ||||||
セラMシリコンII | 艶あり~3分艶 | 中塗1回 上塗1回 |
刷毛・ローラー | 0.12 | 3~10 | 4時間以上7日以内 | ||
エアレス | 0.14 | 3~10 | ||||||
フ ッ ソ | セラMフッソ | 艶あり~3分艶 | 中塗1回 上塗1回 |
刷毛・ローラー | 0.13 | 5~10 | 4時間以上7日以内 | |
エアレス | 0.16 | 5~10 |
※湿潤面塗装時の希釈は水分の巻き込みを考慮し、1~3%程度少なく調整してください。
また、乾燥時間は乾燥面に比べ2~3倍程度乾燥が遅くなります。
注意事項
施工上の注意事項
- 素材、旧塗膜の種類などの状態で塗付量の増減があります。前述の状態によっては、水性エポレジンやダイナミックフィラーの塗り増しが必要になります。
- ベース、強化剤は規定量の配合で行ってください。ベース、強化剤混合は撹拌機(オートマゼール)を用いて、よくかき混ぜて均一にしてから使用してください。(特に缶の四隅は十分に攪拌してください。)
- 使用時限を越えた塗料は絶対に使用しないでください。(必ず使用時限内に使い切ってください。)使用時限以上経過した塗料は、所定の塗膜性能を発揮しないため、塗料状態が塗装可能であっても使用しないことを厳守してください。(23℃で2時間以内)
- 希釈率は、環境温度によって変化する場合がありますので模様をよく確認して調整してください。
- 軽度の水滴はそのまま塗装できますが、水量が多いと付着力低下やパターンが作れなくなりますので、水滴をウエスで軽く拭き取るか、エアブローで水滴を飛ばしてから塗装ください。
- 軽量モルタル、ALCパネル、高断熱型窯業サイディングおよび発泡ウレタンなどを使用した壁断熱工法などの「高断熱型外壁」を塗り替える際、旧塗膜が溶剤系アクリルトップである場合は蓄熱や水の影響、塗装後の環境などいくつかの条件が重なることで、塗膜のふくれが生じることがあります。 旧塗膜をラッカーシンナー拭きして簡単に塗膜が再溶解する場合は、下塗に「マルチコンクリートプライマーEPO」を塗装してください。
- 塗装用具などは、その日のうちに洗浄してください。(反応形塗料のため固まってしまします。)ハケ、中毛ローラーなどは水で落ちにくい場合、ラッカーシンナーを用いて洗浄してください。多孔質ローラーはシンナーで洗浄すると膨潤しますのでお湯で洗浄してください。
- 強化剤は湿気を吸いやすいため、保管場所、保管状態に十分注意してください。
- 強化剤は第3石油類危険物第4類となるため、危険物貯蔵保管場所を確保してください。(ベース、強化剤混合後は非危険物扱いとなります。) 取扱中は出来るだけ皮膚に触れないようにし、必要に応じて有機ガス用防毒マスク、保護めがね、手袋、頭巾、長袖作業服、襟巻きタオルなどを着用してください。 皮膚に付着した時は、石鹸水で洗い落とし、痛みや外傷が生じた時は医師の診断を受けてください。取り扱い後は、洗顔、手洗い、うがい、鼻孔洗浄を十分に行ってください。
- その他、塗料の取り扱いについての一般的な注意事項の詳細については安全データシート(SDS)をご参照ください。
ご使用上の注意事項
下記の注意事項を守ってください。詳細な内容については安全データシート(SDS)をご参照ください。
予防策
- 取り扱い作業中・乾燥中ともに換気のよい場所で使用し、粉じん・ヒューム・ガス・ミスト・蒸気・スプレーを吸入しないこと。必要な保護具(帽子・保護めがね・マスク・手袋等)を着用し、身体に付着しないようにすること。
- 吸入に関する危険有害性情報の表示がある場合、有機ガス用防毒マスク、又は、送気マスクを着用すること。又、取り扱い作業場所には局所排気装置を設けること。
- 皮膚接触に関する危険有害性情報の表示がある場合、頭巾・えり巻きタオル・長袖の作業着・前掛を着用すること。
- 火気を避けること。静電気放電に対する予防処置を講ずること。
- 火災を発生しない工具・防爆型の電気機器・換気装置・照明機器等を使用すること。
- 裸火又は高温の白熱体に噴霧しないこと。
- 本来の目的以外に使用しないこと。
- 指定材料以外のものとは混合(多液品の混合・希釈等)しないこと。
- 缶の取っ手を持って振ったり、取っ手をロープやフックで吊り下げたりしないこと。
- 取り扱い後は、洗顔、手洗い、うがい、及び、鼻孔洗浄を十分行うこと。
- 使用済みの容器は、火気、溶接、加熱を避けること。
- 本品の付いた布類や本品のかす等は水に浸して処分すること。
対応
- 目に入った場合: 直ちに、多量の水で洗うとともに医師の診察を受けること。
- 皮膚に付着した場合: 直ちに拭き取り、石けん水で洗い落し、痛みや外傷等がある場合は、医師の診察を受けること。
- 吸入した場合:空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診察を受けること。
- 飲み込んだ場合: 直ちに医師に連絡すること。無理に吐かせないこと。
- 漏出時や飛散した場合は、砂、布類(ウエス)等で吸い取り、拭き取ること。
- 火災時には、炭酸ガス、泡、又は、粉末消火器を用いること。
保管
- 指定容器を使用し、完全にふたをして湿気のない場所に保管すること。直射日光、雨ざらしを避け、貯蔵条件に基づき保管すること。子供の手の届かない場所に保管すること。又、関連法規に基づき適正に管理すること。
廃棄
- 本品の付いた布類や本品のかす、及び、使用済み容器を廃棄するときは、関連法規を厳守の上、産業廃棄物として処分すること。(排水路、河川、下水、及び、土壌等の環境を汚染する場所へ廃棄しないこと。)
施工後の安全
- 本製品は揮発性の化学物質を含んでいますので、塗装直後の引渡しの場合は、施主様に対して安全性に十分に注意を払うように指導してください。
- 例えば、不特定多数の方が利用される施設などの場合は、立看板などでペンキ塗り立てである旨を表示し、化学物質過敏症ならびにアレルギー体質の方が接することのないようにしてください。
関連商品
備考
関西ペイント株式会社:http://www.kansai.co.jp/
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